訃 報



小たたら製鐵を御指導いただきました大野兼正師匠が、
平成21年2月21日午後3時52分にお亡くなりになりました。
(刀匠名:藤原兼正 本名:大野正已)享年87歳でした。

入院時そして葬儀の際には、師匠に指導を受けた面々が全国から駆けつけ、
懐かしい思い出話の華が咲きました。仕事には厳しく普段は温和で
人を惹きつける魅力のある方でした。職人と客という関係以外に、
これだけ慕われている刀鍛冶はめったに居ないでしょう。

まだまだ教えて戴きたい事が山ほどありました。本当に残念です。
「兼正流」の操業は出来ても、「兼正」の操業には追いつけません。


御冥福をお祈りいたします。

( 写真は 2/16 岐阜県関市上大野の兼正工房にて。 右は二代兼正。 )













非営利(赤字?)操業中!
  兼正流小たたら製鐵
(R)
鍛冶大たたら
おいでやす。人目です。



生鐵ヒ : 断面の右側は吸炭していますが、気泡のない断面部分は炭素量がほぼゼロの生鐵です。左右の幅約26cm。


ヒ : これは今までの操業の中で一番大きなヒの一部です。


蜂目銑 : 気泡の丸い物の方が炭素量が多いです。


氷目銑 : 鋳物向きの銑鉄。キーンと良い音が響きます。銑鉄は炉の設定さえ決めれば、操業は一番簡単です。

高 殿

たたらの操業を行う建物で、屋根の勾配が急なために周囲の建物に比べて
かなり高さがあるのでこう名付けられました。その一番上には、
操業時の換気用の開口部分が設けられています。これこそ高殿の特長です。

冬場の操業時、雪が降ってもこの開口部分からは雪の進入は殆どありません。
操業の熱の上昇気流で、雪が入り込めないのです。
また、換気口の周辺も見た目よりも熱くなりません。
屋根の勾配のお陰で、熱い風が上昇する際に周囲の冷たい空気が
一緒に吸い出され、熱い風を包む形で開口部を抜ける為です。
実際に操業して見てわかりましたが、なかなか考えられた構造です。

建物の中での操業は薄暗い中での作業と思っていましたが、
換気口からの光がかなり明るく、露天で操業している感じがしました。

また、資料などで昔の高殿(積雪の多い地域の場合)のケラ搬出口が
建物の角の位置に設けられているのを見受けますが、これは雪の影響の
ためと考えられます。大雪の際、勾配が急な屋根だと雪が自然に落ち、
庇の下に溜まり通行を邪魔します。それを操業中に除雪するとなると、
かなりの手間が掛かります。角の部分は雪が溜まりにくく、ケラを運び出す
作業に雪の影響があまりありません。これも考えられていますね。


お鐵だぃさん.
高殿建築に参加の皆様、お疲れ様でした。

操業日程と場所が決定。

各自、詳細は掲示板で確認を。

お鐵だぃさん.連絡掲示板


御近所の株式会社マルテックさんで、キュポラが解体されました。
3t/hの規模のもので、最近では滅多に見られないものです。
設置後1ヶ月ほどしか稼動していませんでしたが、燃料の高騰等により
電気炉にバトンタッチ。今は会社の敷地内にひっそりと鎮座しています。


〜〜操業スタッフ〜〜   
名付けて
お 鐵 だぃさん.
・・ (^-^;)

基本的にボランティアで、参加費は無料。まかない付きです。 d(^_^;)
危ない作業ですが、もちろんケガや火傷は自己責任にて。
m(_ _)m


ケラから焼肉用鉄板を作ってみました。
たぶん何処にも売ってないでしょうね。(^_^;)
やはり鐵は実用品にすると活きてきますね。
これからも色々な物をつくります。

コンロに載せるとこんな感じです。 
格子には油溜めの溝も掘ってあります。
これで焼くと味も格別に・・・なるかどうかは
わかりませんが、とりあえず使ってみましょう。


砂鉄販売中
鍛冶大鐵工の店頭で販売中です。
お越しの際にはなるべく事前にメールで連絡ください。m(_ _)m



吉田康隆作 短刀 野洲産砂鉄ヒ使用 第十三次操業 H13.5.20 のヒです。

  




こちらに何人か刀鍛冶さんの知り合いが居ます。
出産や新築などのお祝いとして「御護り刀」をお考えの方は、
お問い合わせいただければ、腕のよい刀鍛冶さんを紹介します。
将来有望な若い職人さんや、ベテランの職人さんが居りますので、
予算やお好きな作風によって、それなりの方へ連絡します。

自分で作られたヒを鋼材に加工したり、そのヒから刀を、と考えておられる方も、
自家製鉄のヒを加工できる腕を持った刀鍛冶の方を紹介します。

上記について、紹介料等は要りません。無料で紹介します。
ただし、加工に関する料金は、直接職人さんと御相談ください。



簡易の鉄穴流し樋を作ってみました。
結構きれいに分離できます。

現在、たたら場で100年前の鉄道レール
「双頭レール」を販売中です。
(約9mm厚:1個\1,000-)
日本の鉄道創成期のもので、両方が頭になっており、
側面の錆が長い年月を物語っています。
初期の錬鉄製のものと後期の鋼製の2種類です。
 
これは1933年製造の国産レールです。  
現在のものと同じ形です。      
”双頭”ではありませんが”相当”古いです。(^_^;) 
(参考品)            





石社さんのHPです。
石社(いしこそ)さんのオリジナル小刀・彫刻刀・鉋


茨城県鹿嶋市で、ワールドカップ記念
「平成の大直刀」が作られました。
現在、茨城県立カシマサッカースタジアム内にある
カシマサッカーミュージアムで常設展示されています。


子供達を中心に延べ4000人の市民が集めた
砂鉄約1100kgがこのような刀になりました。
小たたらを50回操業し合計150kgのケラを作り、
それを鍛えた物です。
(写真:尾上卓生氏提供)


神奈川県の湘南小学校の皆さんが、
自分達でたたら操業を行いました。
注意:上記は関係者のみ公開。御了承ください。
第二十七・二十八次操業
第二十五次操業
第二十・二十一次操業
第十九次操業
第十八次操業
第十六・十七次操業
第十五次操業
第十三・十四次操業

滋賀の名産! なんと鉄入り!!
赤いコンニャク


「たんびがはじめて」
これは、同じ条件で操業しても同じヒが出来るとは限らない。何らかの自然条件に
よって結果に違いが出てくるということを昔の村下さんが言った言葉とされていますが、
「その都度初心に帰って作業に当たれ」というふうに理解したほうが良いかと思います。
作業をマニュアル化してしまうと、慣れという心の隙間が出来、なにか変化が起こって
いても気付きにくくなってしまいます。先進技術も初めは手作業から始まったもの。
一度初心にかえって見つめ直すことが必要になってきているのではないでしょうか。


兼正流小たたら製鐵法







炉に砂鉄を入れる大野兼正師匠
(尾上卓生氏提供)






この製鐵法は岐阜県関市の大野兼正刀匠が長年の研究の末に
現代に甦らせた古代製鐵法で、こちらでは師匠に敬意を表して
兼正流小たたら製鐵法と呼んでいます。小規模のたたらは
実験的なものや、企業の余興も含めると各地で行われていますが、
道具として
使うことの出来る鐵を産み出せる小たたらはまだ少ないです。
しかしコツさえ押さえれば、小学生でも良いけらを造る事が出来ます。

この小たたらの特徴は、羽口の角度や送風を加減することにより、鋼だけでなく
銑(ズク)と呼ばれる銑鉄や、炭素を全く含まない鐵をも作ることが可能な点です。
現代製鉄の様に、材料から一旦銑鉄を作って鋼にするといった余計な事をせずに
直接、好みの炭素量の鐵を造る事が出来ます.たたら製鐵の特筆すべき点です.

なお、「砂鉄を熔かして鐵を造る」と説明している方が居ますが、明らかに間違った
考え方ですから注意しましょう。砂鉄(酸化鉄)を熔かすだけでは鐵になりません。

火伏せ
  送風機と
羽口形状   Q&A   鉄銭    本

滋賀の製鐵遺跡  里山と鐵

操業風景599kb 還元炎824kb ノロ出し695kb
ノロ出しA1,333kb映像資料
流れ銑1,340kb炉解体856kb
ヒ出し1,302kb ヒ造り
792kb ヒ断面504kb

各地操業紹介


愛知県 名南たたら
滋賀県立八幡工業高校小たたら
鉄の歴史村 2000 現代たたら
鉄の歴史村 2001 現代たたら
炉造り風景
火入〜初花深夜〜夜明け破砕後のヒ
  鉄の歴史村 2002 近代たたら 
鉄の歴史村 2003 近代たたら
築炉の様子  小だたら操業の様子  近代だたら操業  ヒ割り結果
鉄の歴史村 2004 試験操業
鉄の歴史村 2004 近代たたら
鉄の歴史村 2005 近代たたら
鉄の歴史村 2006 近代たたら
財団理事長さんのブログでいろいろと報告されています。
「眞さんのつぶやき」

「(財)鉄の歴史村のHP」
詳しいレポートが期待できそうです。

上記財団のサイトよりも
に、操業参加者の
石社さんHPで写真を掲載されました。
滋賀県立国際情報高校メカトロたたら
埼玉県 川越たたら
 京大たたら
湘南小たたら H14.2.16
湘南小学校6年生の皆さんが、近所で集めた砂鉄で立派なケラを作りました。(^-^)
某実験操業でのケラよりも、ギッチリと詰まった重いケラ(約6.1kg)です。(^。^;)。
 
 
注意:ここのリンク先は関係者のみの公開となっております。御了承ください。

   〜〜〜リンク〜〜〜

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