鉄の歴史村

2003 近代たたら

新しく「考えてみよう!d(>_< )」コーナーを追加。

中程を御覧ください。

さぁ、操業の開始です。

開始早々寝ている人をカメラマンが撮影している姿を撮影してみました。
あ、よく見ると鍛冶大たたらの村下3人組・・・ヾ(・・;)ォィォィ


今回は本格的な神頼みから始まります。
















どんどん炭を入れます。


操業開始から5時間後の様子です。


炎がかなり低いですね。投入ピッチも1時間。ちょっと遅いめです。





やはり炎の高さが気になります。


考えてみよう! d(>_< )



この操業を通し、圧力計(mmAq)を目安として送風を操作されています。

しかし、それで大丈夫でしょうか?

送風機の圧力計は、
供給圧であって、炉内への供給量ではありません。

オーバーフロー分は外へ逃がしているはずです。

上の写真の炎と、23段下の写真の炎とを比較してみてください。同じく40mmAqです。

この設備では、仮に炉内に1リットル/hの空気しか入っていなくても40mmAqを示すでしょう。

炉に入った空気の量は、炎の高さに現れてくるはず。その炎の「表情」を観察しながら

進めていくのが、近代製鉄には無い、たたら製鐵の真骨頂だと考えます。



あ、名前に近代が付いてましたっけ・・・(^_^;)


村下さんが操業中に、こんなことを言っておられました。

「ふいごの良いところは、押した分の空気が間違いなく炉の中に入っていく所。」だと。








すでに羽口が詰まり気味です。


鉄の燃える炎がちらほらと・・・





ノロの流動性も良くないみたいです。





ノロでもちを焼くオヤジ出現!!!


あらら・・・食ってます。


お楽しみの夜食タイム!!!


羽口の中の様子です。






羽口掃除に一苦労。








羽口画像はカメラを横にして録るので、左が上です。






差し入れが次々と!!\(^_^)/






風圧が低いのに炎が高くなります。
大手製鉄会社の方は「炭を入れたときには炎が高くなり、炭が減ってくると
低くなる。これは上部の炭の燃焼ではないか」というご意見。
言われて初めて気づきます。着眼点がやはり違いますねえ。



毎年恒例?居眠りコーナー (_ _).zzZZZ






今年も居眠りコーナーの獲物が・・・・(・・;)





ノロだけはさらさらになりましたが・・・・
「のぼり」の時期にこうなってほしかったですね。


この炎は製鐵範囲を逸脱している気が・・・











炭床の上にモノがありません。


棚を吊っています。冷えてしまったので落とすのに一苦労。


壁土がかなり残っていますね。
木原さんは炉底部分のノロに炭が噛んでいるのを指摘。
炉底温度が上がっていないということですね。さすがはプロです。

なにはともあれ、ボランティアの皆さん、お疲れ様。m(_ _)m




DVTR撮影:柳楽晴美カメラマン





〜〜〜 結 果 〜〜〜





ノロだし口方向 およそ560mm


羽口方向 およそ550mm


厚みは上部のノロで不明。


ヒの裏側。
中央のふくらみが炉底部分の炭床の跡。
その左右は壁土部分が残ってしまっています。
ということは、かなり上でヒができてしまったということですね。


ヒを元の位置に置いてみました。
炭床よりもかなり高い位置ですね。

操業の成功率が5割程度では、標準化はまだまだ先の話です。




鍛冶大たたらの余計なお世話的考察

今回は炉下部の枠にくっついて出てきました。
通常ならヒは炭床上部で成長しますが、今回は溶けずに残った
羽口下の内壁の上に棚吊状態になったようです。
投入砂鉄量は約630kg。羽口前で送風にさらされていた為、ヒの量は
およそ10〜15%と見込まれます。後日破砕後に計測予定。

原因としては、今までの羽口設定と異なり、かなり角度が緩かった事に加えて
千鳥に羽口を配置しているため、送風が向かいの壁を登り上に吹きぬけていき、
炉底部分に風がまわらず、ノロの流動性が悪くなり底に溜まってしまったことで
内壁のV型底辺が溶けることなく残り、その上にヒが成長してしまったと
推測されます。操業全般を通して鉄の燃える炎の色が出ていたことが気がかりです。
羽口前でヒが成長したことで、鉄の品質にも影響があると思われます。
炉体自体が構造的にもともと設計ミスのようですから、仕方ないですが。

また、明け方近くに村下さんが操業中にもかかわらず
地下構造上にホースで水を撒くという場面がありました。
「作業者が滑って危ないから」という理由でしたが、
たたら製鐵に湿気は禁物。これはどう考えてもいけないと思います。
量の問題ではなく、基本的な考え方の問題でしょう。

けら出しの時、観光ツアーのバスを待つという状況もありました。
かなりの時間であったため、ノロが冷えてしまったのが
けら出しを困難にさせる要因のひとつになった部分もあります。
観光客のために作業工程を伸ばすということが必要でしょうか?
イベント向けの製鐵ならそれで良いでしょうが・・・・・・・・・・・・・


なお、これは鍛冶大たたらの勝手な考えですので、
正しいかどうかの保証は無いです。m(_ _)m
もちろん苦情は一切受けつけませんのであしからず。